口内の清潔も守ろう◎

要介護者への欠かせない介助作業の一つ

要介護者向けの口腔ケアの方法について

要介護者への口腔ケアは、口内を清潔に保ち様々な疾患を未然に防ぐために重要な介助作業です。
特に高齢者は加齢によって唾液の量が減り、口内が乾燥した状態になっているので、口腔ケアは必須です。
しかし、手順を誤るとかえって状態を悪くしてしまうので、口腔ケアを行う際には十分に注意を払いましょう。

要介護者に対する口腔ケアは、口内の洗浄が重要な作業です。
まず最初にうがいを行って、口内に残っている食べかすなどの大きな汚れを取り除きます。
入れ歯を取り外すことも忘れずに行い、うがいができない場合は介護用のスポンジ歯ブラシなどを使って汚れを取り除きます。
次に、介護用の軟毛ハブラシを使って歯のブラッシングを行います。
この際、力を入れ過ぎるとけがをするおそれがあるので注意が必要です。

歯磨きの他に、舌や頬の内側のブラッシングも一緒に行います。
口内の汚れは粘膜にこびり付きやすいので、口内用のガーゼを使って拭き取ります。
要介護者が虫歯や歯周病を患っている場合は、歯科医師などの専門医に相談するのが賢明と言えるでしょう。
虫歯や歯周病の判断も、自分で安易に行わないようにします。

入れ歯の洗浄も入念に行う必要がありますが、歯ブラシを使うと傷が生じてしまうので市販の入れ歯洗浄剤で汚れを取り除きます。
ブラッシングの後は、口内をゆすぐために再びうがいを行います。
自力でうがいができない要介護者に対しては、吸水性に富んだ口内用ガーゼなどを使います。
口内を清潔にしておくと様々な疾患を防ぐことができるため、手間をかけてでも清潔にしておくことが大切です。


この他の口腔ケアの注意点は、{http://korei-oralcare.com}からも学べます。